安心できる仕組みの中で成長する

INTERVIEW

S.Y.

企画部経理課　2018年入社

出身学部：経済学部経営情報学科

インタビュー
キャリアパス
1日のしごとの流れ

数字と向き合いながら会社を支える経理の仕事

私は2018年に新卒で入社し、料金課、料金センター、本社経理課を経て、現在は北海道電力の経理部経理センターに出向しています。請求書や領収書の審査、月次決算、決算整理、連結決算といった経理業務を担当しています。職場は穏やかな雰囲気で、互いの個性を尊重し合う文化も根づいており、とても働きやすい環境だと感じています。

数年前から各グループ会社の担当者が一カ所に集まり「特定の人にしかできない仕事をなくし、チームの誰もがどの業務でも対応できるように」という業務の標準化を推進しているところです。
出向者同士で協力しながら、それぞれの会社で培った方法を学び合えるのは大きな刺激になっています。別会社の仕訳業務に初めて触れ、戸惑いながらも一つひとつ吸収していく過程で成長を実感しています。

多様な業務を経験する中で、料金センターにいた頃は慣れないお客さま対応に悩み、コミュニケーションや傾聴のことなど実用書やネットで勉強していた時期もあります。その過程で「相手に寄り添う姿勢」と「数字を扱う正確さ」の両方を培えました。
これからはさらに知識を深め、経理全体を俯瞰できる力を身につけたいと思っているところです。
年次決算などの一連の業務を経験し、経理全体の流れを部分的ではなく全体像として理解していきたいと考えています。

一枚の伝票も会社全体を動かす大事な要素

私の1日は、Teamsやメールの確認と対応から始まります。
その後は、システム上で審査待ちになっている請求書や領収書に優先順位をつけてチェックします。一見単純な作業に思えますが、数字の誤りや処理の遅れは決算全体に影響を及ぼす可能性がありますから、「一枚の伝票も会社全体を動かす大事な要素」と捉え、正確さを大切にしています。

監査法人とのやり取りに同席する機会も増えました。数年後にリース会計基準変更のため実務の運用方法についてコンサルタントを交えて検討しています。
検討の場で会社の代表として説明をする際は、今でも緊張します。しかし、その分、責任ある仕事を任されているのだと実感し、身が引き締まりますね。

入社してから簿記の資格を取得。実務を通じて会計の知識を深める

経理の仕事は机に向かって数字と向き合うイメージが強いかもしれませんが、請求書や領収書を通して各部署の仕事が見えることも多く、例えば「空調服の購入記録＝炎天下で工事をする社員の姿」といった形で現場の努力が浮かび上がり、自分の業務が会社や地域を支えていることを実感します。
私は大学時代に少し会計を学んでいた程度でしたが、入社3年目に日商簿記3級、4年目に2級を取得しました。

資格をきっかけに本社の経理課へ異動することができ、実務を通じてこそ知識が定着することを実感しています。わからないことがあれば自分で調べ、さらに上司や同僚に確認しながら理解を深めています。
資格取得後は合格祝い金も支給されるため、挑戦の後押しにもなっています。

歴史ある会社の安心感と時代に合わせて変化できる柔軟さ

これまでの経理業務は分業制でしたが、現在は私も別会社の仕訳を扱うなど、新しい仕事に挑戦する機会が増えています。
自分が得意とするスピード感を活かして処理を進めながらも、細かい部分を見落とさないよう注意が必要です。ただ、万一の見落としも、仲間がフォローしてくださる体制があるので助けられています。

歴史ある会社なのでマニュアルや手順書は整備されていて、異動してきた社員でもスムーズに仕事を覚えられます。初めての仕事でも安心してスタートできる環境が整っています。
また、経理業務は決算期に残業が多いイメージですが、１つ１つの作業を効率化し、「残業がないように効率的に働こう」という意識が会社全体に浸透していると感じます。
長い歴史の中で培われた安心できる仕組みを持ちながら、時代に合わせて柔軟に変化していけるところが、この会社の魅力ではないでしょうか。